26日から中国を訪問している北朝鮮の金正日総書記が、
後継者とされる三男金ジョンウン氏を同行させたとの目撃証言があったと
韓国メディアが報じた。目撃証言によると、キム・ジョンウン
氏は「金日成そっくり、中肉中背」だったという。
■「金正雲(キム・ジョンウン)」に関する写真(233件)
金総書記一行は28日、長春市で開催されている農業技術の展示場を視察したが、その
展示場の職員はインタビューで「展示場には中国側の政府関係者と展示場の職員が
数人いただけで、中国側のテレビ局の取材もない異例な光景だった」と語った。
金総書記は20代の若者を帯同しており、目撃証言者は「随行員たちの
雰囲気や、金総書記にためらいなく接していたことなどから息子であることが一目で
分かった」と証言。
目撃証言によると、金ジョンウン氏とされる人物は20代で、故金日成主席にそっくりだっ
たという。身長は170センチほど、うわさされていた
小太りではなく、中肉中背だったとのこと。また、その職員が中国政府関係者に
確認したところ、「金正日の息子だ」との返事が返ってきたという。
韓国メディアは「若者は、後継者としてあがっている三男金ジョンウンと推定される」
との見方を示した。
金総書記は今回の中国訪問で、吉林市にある故金日成主席の母校や抗日闘争史跡で
有名な北山公園を訪問。ハルビンでも故金日成主席ゆかりの革命史跡を訪問したことが
明らかになっている。これらの訪問先から、三男金ジョンウン氏の世襲を
正当化しようという狙いがあり、「聖地巡礼」的な意味合いあるとの見方が出ている。
総じて、権力継承への準備がヤマ場に差し掛かっているとの分析が支配的だ。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0830&f=politics_0830_004.shtml