福島県いわき市平下荒川の住宅で、生きていれば102歳になる渡辺みちさんとみられる白骨体が見つかった事件で、県警
いわき中央署は28日夜、渡辺さんの五女で、住所不定、無職の愛子容疑者(70)を詐欺の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は07年9月10日、いわき市に対し、みちさんが生きていると虚偽の申し立てをして、100歳の敬老祝い金
30万円をだまし取ったとしている。同署によると、愛子容疑者は「母親は96年に亡くなっていた。祝い金は生活費に使い
たかった」などと供述しているという。
みちさんとみられる白骨体は今月24日、自宅の市営住宅1階の押し入れで布団にくるまれた状態で発見された。同署に
よると、愛子容疑者はその直前から行方が分からなくなっていたが、28日昼ごろ、同署に出頭して容疑を認めたという。
みちさんには、老齢福祉年金などの年金も支給されていた。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100829k0000m040103000c.html