8月23日(ブルームバーグ):欧州の商業用不動産ローン担保証券(CMBS)の
裏付けとなるローンのデフォルト(債務不履行)は、4−6月(第2四半期)に
「着実に」増えた。格付け会社フィッチ・レーティングスが発表した。
23日のフィッチ発表によると、6月末時点のデフォルト件数は
合計22件と、1−3月(第1四半期)の12件から増加した。
フィッチのアナリスト、ジョイア・ドミネド氏とアンドルー・カリー氏は、
「デフォルトに陥る理由はさまざまだが、ローン期日に発生するケースが多い」と指摘。
「当社は引き続き、今後到来するローン期日を最も注視している」と続けた。
フィッチによると、商業用不動産ローンの大半は価格が下落したオフィス、
小売りおよび産業用スペースを担保としており、借り手は銀行の
貸し渋りにより借り換えが困難な状況となっている。
ソース:Bloomberg.co.jp 更新日時: 2010/08/23 23:51 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=a1St3V7_bopw