東京商工リサーチが発表した全国の銀行員の給与調査によると、
3月末時点の行員1人あたりの平均年間給与は新生銀行が849万円でトップで、
同行との経営統合が破談になったあおぞら銀行(801万円)が3位となった。
公的資金の注入を受けている両行の業績低迷は、
行員の厚遇が一因であることが浮き彫りになった。
新生銀は2200億円の公的資金が残るが、
2010年3月期決算の税引き後利益は2期連続で赤字となった。
新生銀は、金融庁から6月30日に業務改善命令を受け、給与体系の見直しや、
職員賞与の抑制策を盛り込んだ業務改善計画を提出した。
あおぞら銀も再建が遅れ、1800億円の公的資金が返済できていない。
行員給与の2位は、みずほコーポレート銀行(831万円)、
4位は静岡銀行(792万円)、5位が三菱東京UFJ銀行(787万円)だった。
調査は有価証券報告書などをもとに、全国109行を対象に実施。
3月末の全体の平均年間給与は3年連続減の603万円で、
07年3月末のピーク時から41万円ダウンした。
ソース:(2010年8月14日22時52分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100814-OYT1T00781.htm?from=navr