阿久根市副市長インタビュー 一問一答
2010.8.23 22:41
専決処分で副市長に選任された仙波敏郎氏との主なやりとりは次の通り。
−−副市長の選任も「不承認」となる見通しだが
「議会には私が副市長になってからの結果を見て考えてもらいたい。就任後の3週間で、
竹原信一市長と関係が切れていた議会が開会できるよう道筋をつけた。交渉が打ち切られ
ていた職員労働組合とも窓口をつくり、交渉を再開できるようにした」
−−専決処分による副市長の選任そのものが違法との指摘もある
「市長の専決が認められる『緊急事態』にあたるかどうかは司法が判断すること。私は
阿久根市が(喫緊の改革が必要な)緊急事態だと思ってきた。だから、給与も4割カット、
残りの6割は法務局に供託し、まったく受け取っていない。市民のみなさんからも結果で
評価をいただきたい」
−−竹原市長の第一印象は
「最初は独裁者でアウトローで悪の権化だと思っていた。それは報道される部分しか
知らなかったから。実際に会ってみて、彼は市民のためにどうしたらいいかだけを考えて
いる男だとわかった」
−−共感するところは
「私利私欲がなく、公益のために動いているということ。私は愛媛県警で裏金づくりを拒否し、
現職時に告発して正義を貫いてきた。そのために巡査部長という階級にとどまったが、
すべては公益を考えての行動だった。だから竹原市長とは考え方の根本が同じ。ただ
やり方は正しいといえない部分もある。そこは改善するようにしていく」
−−議員については
「ある反市長派の議員にあいさつしたとき、阿久根市には100億円もの借金があるのに
なぜ議員は給料を下げないのかと聞いたら、借金なんか国の補助金、交付金でどうにでも
なると返答された。議員はその程度の認識しかない」
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100823/trd1008232244014-n1.htm