7月19日(ブルームバーグ):欧州の発行体によるドル建ての起債が、
ユーロが最安値を記録して信認が失われた2000年以後で最も多くなっている。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、西欧の企業は今年、
1628億ドル相当のドル建て債を発行し、発行額全体に占める割合は24%と、09年の 16%から拡大した。
一方、ユーロ建て債の割合は09年の68%から63%に縮小し、07年以後で最も低い。
これは過去10年の平均を下回る水準だ。
欧州の高債務国の信用力をめぐる懸念が市場を動揺させる中で、
ユーロの対ドル相場は年初来10%下落している。
世界最大の債券ファンドを運用する米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は現在、
欧州債を売却しており、ユーロが「近い将来」に世界で最も重要な準備通貨になる公算は小さいと指摘している。
ソース:Bloomberg.co.jp 更新日時: 2010/07/19 14:15 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aOtFUyUfmSo8