7月13日(ブルームバーグ):米ニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授と
米コンサルティング会社ユーラシア・グループ社長のイアン・ブレマー氏は、
世界経済が年内に著しく鈍化し、各国・地域でそれぞれ異なる対策を講じる
必要があるとの認識を示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に共同寄稿した。
この中で両氏は、米国では脆弱(ぜいじゃく)な景気回復に対応する新たな
歳出増加が求められると指摘。欧州では欧州中央銀行(ECB)が緩和的な
金融政策を通じて景気を支える中で、緊縮財政が必要だと説明した。
中国については、国内消費を促進する一方、
人民元を一段と実質的に切り上げるべきだとの見方を示した。
両氏はまた、ドイツは可処分所得と個人消費の拡大に向けて財政再建を
「数年間」遅らせるべきであり、日本は経済改革を強化しなければならないとも指摘した。
ソース:Bloomberg.co.jp 更新日時: 2010/07/13 11:48 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=a_Bu5kKmbDpc