葛城市新庄クリーンセンター:時間外手当問題 564時間勤務実態なし /奈良
◇改善委が市長に答申
葛城市の市新庄クリーンセンターに勤めていた男性職員に長時間の時間外勤務手当が
支給された問題で、市クリーンセンター運営改善委員会(委員長、杉岡富美雄副市長)は、
06、07年度に支給された計3020時間分のうち、564時間分は勤務実態がないと
推定する報告書をまとめ、山下和弥市長に答申した。
同委員会は昨年1月に発足し、出勤時間や勤務状況などについて検証。
中抜けやタイムカードの代押しなどについて、職務に専念したとは判断できないと結論付けた。
しかし、記述などがあいまいで、事実関係が確認できず、
損害賠償訴訟を提訴するのは難しいと判断した。
報告書は、男性職員と、前市長や前副市長らの管理監督責任は免れないとしている。
山下市長の諮問を受けて市懲罰審査委員会が9日、第1回会合を開催。
男性職員らの処分について、今秋にも結論を出すとしている。【山本和良】
ソース:毎日新聞 2010年7月10日 地方版
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100710ddlk29010457000c.html