消費税の控除制度を悪用し約1億円を脱税したとして、大阪地検特捜部は16日、
大阪府高槻市の物流サービス会社「エブリパックカワセ」社長・川瀬雅克(62)、
同社常務・山口博史(62)両容疑者を消費税法違反容疑で逮捕、
大阪国税局と合同で同社などを捜索した。
発表などによると、両容疑者は共謀して、川瀬容疑者らが社長を務める
、実体のないダミー会社を設立。エ社の社員が、このダミー会社から派遣されたように見せかけ、
二百数十人分の人件費を「外注費」として計上。エ社の売り上げにかかる消費税から、
外注費分を不正に控除し、2008年9月期までの3年間に毎年3700万〜3000万円を脱税した疑い。
両容疑者は、ダミー会社についても資本金1000万円未満の会社は設立から2年間は
消費税の納税が免除される特例を悪用。複数のダミー会社を設立して、
エ社の外注先を2年ごとに変更し、納税を免れていたという。
ソース:(2010年6月16日15時43分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100616-OYT1T00821.htm