横浜市立西谷中学校(保土ケ谷区川島町、小平勝成校長)の陸上部顧問の男性教諭(47)が、
ユニホーム代金などとして部員や保護者から集めた約35万円を私的流用していたとして、
学校から指導停止処分を受けていたことが11日、分かった。約25万円の部活活動費も
出入金記録を取らずに管理するなど取り扱いが不適切で、
市教育委員会は「調査した上で厳正に処分したい」としている。
同校によると、昨年5月から10月にかけて、同教諭は生徒からユニホームや練習着の代金を預かり、
自分の所持金と区別せずに保管。すぐに業者に支払うべきだったが、知人への借金の返済や
生活費に充てていたという。業者への支払いが遅れたために問題が発覚し、今年3月に全額を支払った。
また、部員から8千円ずつ計約25万円集めていた部活活動費についても管理がずさんで、
出入金を記録せずに保管。生徒の陸上大会参加費の支払いが遅れることがあり、
3月の会計報告では手書きの領収書を使って一つの大会の参加費を二重計上するなどしていた。
4月になって、同教諭はユニホームや練習着の代金を流用していたことを認め、部員や保護者に謝罪。
学校は同教諭を部活動で生徒を直接指導しないよう指導停止処分とした。現在は陸上部顧問への
助言役を務めており、新たに顧問となった教員2人が生徒指導と会計を担当しているという。
小平校長は「生徒や保護者から預かったお金は
厳正に管理すべきだった。生徒や保護者におわびしたい」と話している。
ソース:カナロコ 2010年6月12日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006120005/