(CNN) メキシコのゲレーロ州で、鉱山の換気坑内から
先週55人の遺体が発見された。州検察当局が7日発表した。
当局によると、このうち3人はすでにミイラ化し、2人は白骨化している。
身元が分かったのは4人のみで、そのうち1人は刑務所看守だという。
遺体には、両手を縛られたものや目隠しされたものがあることから、
麻薬カルテルが関与しているとの見方も出ている。
検察の報道官は、詳細を調査中だと述べている。
同州の司法長官は、遺伝子検査で遺体の身元を確認するため、
行方不明者の家族らに対し検察を訪れるよう要請している。
また当局は、ほかにも遺棄された遺体がないか、
同鉱山の別の10カ所の換気坑を調査するとしている。
一方、同国南部キンタナロー州カンクン近くの洞窟内でも、
男性4人、女性2人の遺体が発見された。
同州検察当局によると、遺体には拷問や切断の痕跡があり、
うち3人には「Z」の文字が付けられ、心臓部に穴が開けられているという。
遺体を解剖して、心臓が摘出されているかどうかを確認する方針だ。
この6人のうち1人は、5日前から行方不明となっていた
ホテルの警備統括者であることが確認された。
ソース:CNN.co.jp
http://cnn.co.jp/world/AIC201006080005.html