4件の性的事件を起こし、熊本地裁の裁判員裁判で懲役10年の判決を
受けた熊本市の元消防士の男の福岡高裁判決が言い渡されました。
判決を受けたのは熊本市消防局の元消防士、辰岡忍被告(28)です。
辰岡被告は2008年から去年にかけ、熊本市の路上や女性の部屋に押しかけるなどし、
いずれも20代の女性にわいせつ行為や性的暴行を加えるなど4件の事件で逮捕・起訴され、
去年12月、1審の熊本地裁の裁判員裁判で懲役10年の判決を受けました。
これに対し、辰岡被告は「量刑が重すぎる」として福岡高裁に控訴していました。
今日の判決で福岡高裁の川口宰護裁判長は「被告側は被害者に示談金の上乗せを
提示しているが各犯行の結果の重大性に照らせばそれが刑事責任を大きく減らすものではなく、
そのほかの事情をあわせても1審の量刑が重すぎるとはいえない」などとして被告の控訴を
棄却する判決を言い渡しました。
辰岡被告の代理人弁護士は「控訴理由が認められなくて残念」と話しています。
一方、福岡高検の岩橋義明次席検事は「1審と同様、
刑事責任の重さを適正に評価した妥当な判決」とコメントしています。
ソース:TKUテレビ熊本 2010-04-21 18:51:07
http://www.tku.co.jp/pc/news/view_news.php?id=20636&mod=3000 関連スレ
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