【映画】よくこんなの映画にしたね　「誰かが私にキスをした」（35点）

前田有一氏
◆今の日本市場にこの映画がウケる余地があるかに注目（35点）


c 2010「誰かが私にキスをした」製作委員会
　『誰かが私にキスをした』は、日本の映画業界人なら誰もがこりゃ無理筋だろうと即却下しかねないリスキー
な企画である。なぜこんな、始まる前からコケる事間違いなしの危険な映画が作られてしまったのか、その理由
については後で述べる。

　都内のインターナショナルスクールに通う女子高生ナオミ（堀北真希）。あるとき階段を転げ落ちて記憶をな
くした彼女は、同級生全員をまったく覚えていないという事態に直面する。なかでも一番困ったのが、3人の魅
力的な男の子の存在。どうやら彼氏だったらしいエース（アントン・イェルチン）、男だけど親友で最大の理解
者ミライ（手越祐也）、そして事故の際付き添ってくれたどこか陰のあるユウジ（松山ケンイチ）。ナオミの心
は3人の間で揺れ動く。

　さて、このアブない企画が通ってしまった理由は、端的に言えばハンス・カノーザ監督の大きな勘違いに端を
発する。東京国際映画祭で来日した彼は、日本人のお客さんがラブストーリーを好むものだと思い込み、この作
品の原作の舞台をアメリカから日本のインターナショナルスクールに変更して撮影することに決めた。きっと日
本の事を気に入ってくれたのだろう、なかなか気のいい男である。

　しかし東京国際映画祭は、どう考えても日本の映画市場の縮図ではないし、客層もまったく異なる。そもそも、
ティーン向けラブストーリーなど普通の日本人は特段好きでも何でもない。むしろ現在は、ラブストーリーを見
に行くのは中年層だけというのが定説であり、10代の男女はそんなものを見にわざわざ映画館には行かない。

　そうしたこの国の事情を、誰でもいいからハンスさんに教えてあげればよかったのにと、他人事ながら思うし
だいである。

　ともあれ、そうして出来上がった『誰かが私にキスをした』は、日本人監督ではとても気恥ずかしくて作れな
かったであろう、20年くらい前に流行ったような甘くてポップな恋愛ドラマである。主演は人気と実力を兼ね備
えた堀北真希。相手役の男の子3人も、みな違った魅力を持つ素敵なメンバーである。当然、今をときめく美男
美女のキスシーンは、見ていてうっとりするものがある。唯一の問題は、それを見るお客さんがどこにもいない
ことだ。

　間違って大人がこれを見た日には、容赦のないはずかし展開に顔から火が出る思いを味わえる。

　とくに、松山ケンイチのキャラクターには注目だ。なにやら過去に大きなトラウマを抱えている様子で、クー
ルかつ陰のある雰囲気。堀北真希のごとき超美少女に言い寄られても、なぜかすんなりラブラブムードになれな
いような印象。

　この少年の発するセリフが、どう贔屓目に見てもありえないものばかりで、よくこんなイタ恥ずかしい台詞を
笑わずに言えるものだと、改めて松ケンの演技力に感服したものである。

　中学二年生ならともかく、これで高校生役というのだからたまらない。この映画の4割くらいは英語だが、松
山ケンイチの全セリフも、英語かタガログ語にでもして字幕を出してくれたらよかった。それならなんとか笑わ
ずに見ていられたはずだ。

　主な舞台となるインターナショナルスクールの様子は、綿密な取材をしたというから、それなりに臨場感が出
ているものと思われる。ランチの内容がアメリカンだったり立派な映画の編集室があったり、日本の普通の高校
生活とはだいぶ異なるが、そのあたりに興味がある人にとっては楽しく見られるだろう。

　まとめとして、『誰かが私にキスをした』は、堀北、松山、手越いずれかのファンである10代くらいの人以外
には、ちょいとすすめにくい。自分がかつて中学二年生だったことを思い出せる、あまりうれしくない体験をし
たい場合はこの限りではないが、それ以外の25歳以上の方に無理して本作を見る理由は何一つない。

　なおエンドロールのあとに1シーン残されているので、お出かけになるティーンエイジャーのカップルの皆さ
んも早々に席を立たず、好きな人の手でも握って余韻を楽しむとよかろう。


:http://www.cinemaonline.jp/review/geki/11708.html

終了

ビッチ

>>2
同意

メタ広告的な手法だろ

誰かが私に中出した

>>5
メッタメタにすると広告になるの？

厨二ｗ

誰か私にアナルして

>>7
としまえんとか

>>6
そんなＡＶタイトルもつけられないショボい入り

10代には、ケータイ小説原作の「恋空」なんかより、こーゆーラブストーリーを観て欲しい

>>11
武士は一分は久しぶりにタイトル見ただけで即借りたAVだった

ageてんの俺だけって

別の映画を観に行ったとき
予告でやってたやつだな

こんな映画絶対見ないな

それと、堀北何某が実力があるってはどうかと思う

ワタシ、中年女だけど、若い頃思い出して胸がキュンキュンしたわよ。

いい感じの映画だったわ。

久しぶりに映画見て胸キュンしてえよ

どうせキュンキュンしたいなら、「時を駆ける少女」を観て、キュンキュンしる。

>>16
おっさん乙

日本の映画って内容が糞すぎて見る気がしない

>>16
オカマ乙

>>13
俺は２０ｃｍ少年ってのを見てフイタ
http://actress.dmm.co.jp/-/product/=/link_id=2709453/

♪き〜みは誰とキスをす〜る〜？
　わ〜たし？ それとも〜あ〜の娘？

「食堂かたつむり」４点　には負けるだろ

意外と面白そうじゃないか

キルビル？

この映画に限らず言える事だけど、日本の映画って「だから何？」って感じの作品が多いよね？
マジでつまんねーし、金以前に時間がもったいない。

松ケンとか創価エリートじゃなきゃ
ゴミニート確定の奴を使ってる時点で

ボロカスな書かれ方だが、概ね合ってる

>>27
「だから何？」感はわかるなぁ

しかも、毎日のように宣伝攻勢したり、素人だかエキストラ使っての
「泣いた！感動した！最高だった！」という三文芝居

>>27
ハリウッドにだから何？って作品がどれだけ多いがわかってていってる？

日本の場合はほら、分母も少ないから……orz

映画の宣伝で、暗視カメラ？で泣いてる観客（バカ女）の顔撮る手法やめろ

デビルマン(1点)には負けるな

>>27
>>「泣いた！感動した！最高だった！」という三文芝居
知り合いのCMプランナーに、このパターンだれも共感しないからやめたら？
と言ったら、いやいや一般人の生の意見が一番説得力あるんだ、とか言って、
どうやら業界はマジで効果あると思ってあのパターンのCM作り続けてるのな。
オレはむしろあの手のCMで観る気なくすんだが。。
一般人って友人とかの意見ならわかるが、他人のブサイクな泣き顔で共感なんてしないって。

すまん>>29だった。

ＭＷも相当な物凄いつまらなさだったから、是非見て

未来予想図と、恋星もみて

松山ケンイチと残り２人が堀北の前で『雌ブタ交響曲』を歌ってエンディングを迎えるんですね？

ヤンキー（不良）映画の俳優がハタチ越えなのはよく見かけるし妥当だけど。
キャスティング担当も外人で、彼/彼女（ら）の目で高校生に見える俳優をチョイスしたのか？

邦画の駄作によくある条件

・人情が絡む
・病気で死ぬ
・最近ドラマに出てる若手俳優、女優
・脇を固めるジャニーズ
・公開１ヶ月前から宣伝番組多数
・いいともゲスト
・素人の三文芝居のＣＭ
・もしくは、おすぎ

他になにかある？

>>33
キャシャーンは？

>>33
高得点だな
どう考えてもマイナス評価だと思うがw
商業映画の最低ラインを作ったという功績に「1点」なのか

>>41
少なくとも「北京原人」より上だろう

この人の批評はいつもあながち間違ってないから困る

>>1
作品の出来かと思ったら、ジャンルで批難しているだけなのか
映画以上につまらない批評

>>43
えー？ヤマト褒めてたのに？

腹の子は神の子だな

公式のビデオみたが
いろんな意味ですごかった

yahooのレビューにあった
「全編なだぎ武・友近のディラン＆キャサリンを見ているような感じ」
というので、どんな映画か把握した

日本の映画は2時間ドラマをわざわざ映画化する

俺なだぎ好きなんだけどな。。。

邦画は怪獣とごついメカニックとグロかバカ（誉め言葉）な特撮が無いと、
観れたもんじゃない！！

＞容赦のないはずかし展開に顔から火が出る思い

やばい・・・逆に見たくなってきたｗｗｗ堀北ファンだしここは見とくべきか

ズレてるとか恥ずかしいとか言う以前に作品の完成度が低い。
お馴染みのキャストが異文化の世界を生きる違和感はちょっと心地良かったが。
あと、堀北の口から「セックス」という言葉が。