名古屋市熱田区の国道で2月1日、3人が死亡したひき逃げ事件で、危険運転致死容疑などで
逮捕されたブラジル人の男4人が、金庫などを狙って複数の店舗荒らしをしていたとみられることが
愛知県警特捜本部の調べで18日、分かった。
男らは、ひき逃げ事件当日も三重県内で盗みに入る対象を物色し、帰宅する途中だったなどと供述。
特捜本部は、4人が関与したとみられる侵入盗事件を数件特定しており、裏付け捜査が済み次第、
追送検する方針だ。
特捜本部はこれまで、無職ヤサカ・エドアルド被告(32)(窃盗未遂罪で起訴)ら4人を逮捕しているが、
ヤサカ被告は逮捕当初、「カーナビを盗もうとしていた」と供述。しかしその後の捜査で、男の1人が
「(カーナビでなく)店舗内の金庫などを狙っていた。車を盗んだのはアシに使うため」などと供述した。
事件直前も、三重県内を盗難車で物色した後、国道23号を北上、住んでいた愛知県岩倉市や
岐阜方面に向かう途中でパトカーに見つかり、追跡された。
ルクセンブルク否定 ひき逃げ事件を起こした車の中からは、金庫をこじ開ける際などに使う
バールなどの道具のほか、ネックレスや指輪などの貴金属数十点も見つかっていたことも判明した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100319-OYT1T00139.htm