徳島市の徳島刑務所の受刑者の男2人が刑務所内の運動場で
それぞれ相手を殴ったり、やかんを投げつけたなどとして
徳島刑務所は16日、2人を傷害や暴行の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは徳島刑務所に服役している20歳代と30歳代の受刑者の男です。
徳島刑務所によりますと、20歳代の受刑者は去年10月、刑務所内の運動場で
運動中に30歳代の受刑者のあごを殴るなどして全治16日のケガを負わせた
傷害の疑いが持たれています。
また暴行を受けた30歳代の受刑者には20歳代の受刑者に対し、
運動場にあったやかんをなげつけるなどした暴行の疑いが持たれています。
刑務所によりますと当時運動場には2人の刑務官が立ち会っていて静止しても
2人の受刑者が言うことを聞かなかったため、非常ベルを押して
応援の刑務官とともに2人を取り押さえたということです。
20歳代の受刑者は「30歳代の受刑者の話し方が不愉快だったので殴った」
などと話しているということです。
徳島刑務所では先月にも20歳代の受刑者が収容されていた部屋でガラスを
割ったなどとして器物損壊などの疑いで書類送検されています。
これについて徳島刑務所は「受刑者の規律が緩んでいるようには見えないが
引き続き適切な施設運営に努めていきたい」と話しています。
ソース:NHK徳島のニュース 2010年3月16日 19時39分更新
http://www.nhk.or.jp/tokushima/lnews/05.html