契約の打ち切りなどによって仕事を失った人たちを支援する国の
融資制度を悪用し、失業者を装って現金およそ140万円を
だましとったとして、警察は大分市に住む男5人を逮捕しました。
逮捕されたのはいずれも大分市に住む、人材派遣会社「廣和産業」の
代表取締役だった森和也容疑者(44)、
取締役だったはら康男容疑者(33)、
不動産会社の代表取締役、古河孝雄容疑者(69)、
とび職のパク・ヨンイン容疑者(55)、
それに土木作業員の西郷勝彦容疑者(51)の合わせて5人です。
警察によりますと、5人は去年8月、森容疑者が経営していた人材派遣会社の男性従業員に、
解雇されて住居を失ったように装わせ、国の「就職安定資金融資制度」にうその申し込みをさせて、
九州労働金庫大分支店から、ことし1月までの間に5回にわたって現金およそ140万円を
だまし取ったとして詐欺の疑いがもたれています。
警察によりますと、逮捕された5人のうち森容疑者など3人は容疑を
おおむね認めていますが、2人は容疑を否認しているということです。
警察では、ハローワーク大分から今回の件を含め10数人が融資制度を
悪用しているとして相談を受けていることから、さらに詳しく調べを進めることにしています。
ソース:NHK大分のニュース 2010年2月27日 12時35分更新
http://www.nhk.or.jp/oita/lnews/01.html