東京・銀座の宝石店で2004年、計約35億円相当の宝石が盗まれ、05年にセルビア人男女3人が逮捕された事件で、
同国ベオグラードの裁判所は18日、主犯格のアレクサンダー・ラドゥロビッチ被告に禁固6年9月、共犯の男と女に
それぞれ同6年3月、同2年10月の判決を言い渡した。AP通信が伝えた。
3人は世界各地で宝石強奪を繰り返す強盗団「ピンク・パンサー」のメンバーで、裁判所は被害品の返却か、現金による弁償も求めた。
判決によると、男2人が店に押し入り、女は店の前で見張りをした。
3人はベオグラードで逮捕され、日本とセルビアとの間に身柄引き渡し条約がないことなどから、セルビアの裁判所で審理。
07年に禁固7〜3年2月の有罪判決を言い渡されたが、同国最高裁は昨年10月に判決を破棄し、審理を差し戻していた。
ピンク・パンサーは旧ユーゴスラビア出身者らで構成されているとみられ、過去10年間の被害総額は
1億ユーロ(約130億円)を超えるという。07年に銀座の別の宝石店を別のメンバーが襲った疑いも持たれている。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121901000174.html