従業員が飲酒していると知りながら、バイクを貸したとして、千葉県警柏署は15日、
同県柏市東、レストラン経営田中慶一容疑者(30)を道交法違反(車両提供)の疑いで逮捕した。
発表によると、田中容疑者は9日午前1時25分頃、同市中央町で経営するレストランで、
同市あかね町、同店従業員山藤信和さん(29)が飲酒していたにもかかわらず、バイクを貸した疑い。
当時、同店では、山藤さんが主催して、田中容疑者の誕生日会を常連客ら十数人で開き、
酒を飲むなどしていた。山藤さんが「取りに行く物がある」と言って一度自宅に戻ろうとした際、
田中容疑者が「私のバイクを使いなさい」と言って貸したという。山藤さんはその約40分後、
市内の県道をバイクで走行中、交差点の街路灯に衝突し、死亡した。調べに対し、
田中容疑者は「(山藤さんが)自宅に戻ると言ったので、貸してしまった」と供述しているという。
2007年9月の道交法改正以来、県内の車両提供での摘発数は計10件で、
そのうち逮捕は2件目といい、同署は「酒を飲む機会の増える年末年始。
厳しく取り締まりをしていきたい」と話している。
ソース:読売新聞 (2009年12月16日00時53分)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091215-OYT1T01479.htm