肉料理のパーク「東京ミートレア」では、焼き肉、ハンバーグなど定番から
「とんかつパフェ」など変わり種まで食べ歩ける。とんかつパフェは甘さと
しょっぱさが絶妙にマッチし、とてもおいしかった。
2009年12月01日 21時26分 更新
焼き肉やハンバーグから「とんかつパフェ」まで――
京王電鉄が12月3日に新設するショッピングモール「フレンテ南大沢」新館(東京都八王子市)に、
肉料理のテーマパーク「東京ミートレア」がオープンする。スペインを意識した異国情緒あふれる空間で、
さまざまな肉料理を食べ比べできる。入場は無料。
ナムコがプロデュースし、京王電鉄が運営。全国から集めた有名店7店が出店し、定番メニューや
限定メニューを提供する。店内で食べられるほかテイクアウトメニューもあり、ミートレア内の
オープンスペースのいすに座って食べたり持ち帰ったりもできる。
近江牛の卸問屋が直営する焼き肉店「激〜GEKI〜」(兵庫県尼崎市)やハンバーグ専門店「GOLD RUSH」
(東京都渋谷区)、バーベキューリブを味わえる「Hot Stuff」(愛知県豊橋市)などガッツリ食べられるものから、
宮崎名物「にくまきおにぎり」の「元祖にくまき本舗」(宮崎県宮崎市)、「とんかつパフェ」の「清まる」(愛媛県松山市)など
小腹を満たせる店舗までがそろった。
施設はスペインの街並みと村を意識したデザインで、一歩足を踏み入れるとスペインの町中に迷い込んだ気分に。
それぞれの店舗が街並みに溶け込み、眺めるだけでも楽しい。広さは1130平方メートルで、ぐるっと回るだけなら
3〜5分程度で一周できる。
甘みとしょっぱさが絶妙 「とんかつパフェ」
目玉メニューの1つが清まるの「とんかつパフェ」だ。抹茶アイスクリームや生クリーム、薄切りのリンゴなどを
トッピングしたパフェに、20(横)×50(縦)ミリ程度の薄切り肉を揚げた豚カツを豪快に刺したもの。7年ほど
前に発売し、ネットを通じて人気が爆発したという同店の看板メニューだ。
カツ2枚入りの「とんかつパフェストリート版」(580円)と、カツが6枚入った大きな「とんかつパフェ」
(2000円、1日限定10食の)がある。記者はストリート版にチャレンジしてみた。刺さっているカツは
冷えているが、ソースがかった何の変哲もないカツ。これに抹茶アイス、生クリーム、リンゴをのせて
食べるのがルールだ。カツに甘いトッピングとは……大丈夫だろうか……
カツに抹茶アイスを塗り、リンゴをのせてひと思いにたべると……とてもおいしい。カリっと揚がったカツの
食感とリンゴのサクサク感が良く合う。ソースのしょっぱさとリンゴの甘酸っぱさもマッチ。抹茶アイスが
後味をすっきりさせる。清まるは10年ほど前から、豚カツに生クリームやイチゴなどをデコレーションした
「とんかつケーキ」を販売。スイーツ豚カツを新たに作ろうとした際、「とんかつパフェ」の名前の響きに
魅せられて開発したという。
焼肉店・激〜GEKI〜では、ミートレア限定メニューとして近江牛100%の肉まん(290円)を販売。
煮込み料理などに使う固い部位をミンチにし、牛脂とブレンドしたあんを詰めた肉まんだ。同店は
ホルモン焼きもおすすめで「くさみはなくあっさり食べられる」という。
リブ専門店のHot Stuffでは、スペアリブや、背中側のあばら肉「バックリブ」を販売。中でもラージサイズの
バックリブ(3580円)は33センチの皿からはみ出る大きさで迫力満点だ。2〜3人で食べるケースが多いが、
男性客には1人ですべて食べ切る人も少なくないそうだ。
小腹が空いた人には、元祖にくまき本舗の「にくまきおにぎり」(300円)がおすすめだ。しょうゆベースのたれに
つけこんだ薄切りの豚もも肉でゴマ入りごはんを巻いたもの。おにぎりの上にモッツァレラチーズをのせた
「チーズにくまき」(330円)も販売している。
触れて学べる「ミュージアムコーナー」も
肉について学べるミュージアムコーナーも設ける。スペインの教会の書庫をイメージした空間で、肉にまつわる
豆知識やクイズで学べる。本のオブジェやレバーなどを触ると牛や豚のオブジェが動く――といったギミックが
隠されており、触って回るだけでも楽しい。東京ミートレアのメインターゲットは、20〜40代の女性を中心にした
ファミリー層や学生カップルなど。初年度は130万人の集客を見込んでいる。営業時間は午前11時〜午後10時で
年中無休。京王線南大沢駅から徒歩1分。
ソース(ITmedia News):
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/01/news097.html