脆弱性が最多ブラウザはFirefox――Cenzic報告書
11月10日8時28分配信 ITmedia エンタープライズ
企業向けのセキュリティサービスを手掛ける米Cenzicが11月9日に発表したWebアプリケーションの
セキュリティ動向報告書によると、2009年上半期はWebアプリケーション関連の脆弱性が増加し、
ブラウザではMozilla Firefoxの脆弱性が最も多かった。
報告書によると、2009年上半期に報告された脆弱性のうち、Webサーバ、アプリケーション、
ブラウザ、プラグイン、ActiveXなどWeb技術に関するものは全体の78%を占め、前年より大幅に増加。
深刻な脆弱性が多かったメーカー・製品はSun Microsystems(Java)、IBM、PHP、Apacheなどが上位を占めた。
脆弱性が最も多かったブラウザはMozilla Firefoxが筆頭で全体の44%を占め、次いでApple Safariの35%。
いずれも前期の報告書では筆頭だったInternet Explorer(IE)を大きく上回った。
商用Webアプリケーションに対する攻撃の手口としては、SQLインジェクション(25%)、
クロスサイトスクリプティング(XSS、17%)などが上位を占めた。
Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃は着実に増えており、企業はITシステムの被害や
なりすまし被害によって多額の損害を被っているとCenzicは伝えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091110-00000001-zdn_ep-sci