財団法人・県教育振興会で8億円を超える不明朗な借入金が発覚し、
使途不明となっている問題で、同振興会への多額の融資が回収不能になっているとして、
北都銀行が県警に詐欺容疑で被害届を出したことが2日、関係者への取材で分かった。
県教委の調査などによると、同振興会は古い知事印に似た偽造の印影を使い、
少なくとも2007年度から、県との架空の業務委託契約書を偽造。
この契約書を複数の金融機関に提出して融資を受けていた。
08年5月時点での借入金は8億2700万円。
このうち同行の融資が2億3200万円、残る5億9500万円は県外金融機関だった。
同行は、同振興会が偽造した契約書を使って融資を受けたとして、
回収不能になっている全額について、詐欺容疑で被害届を提出した。
同行総合企画部は「当初から正常な取引と考えていたので、このような事態になったことは誠に遺憾」とコメント。
ただし被害金額や時期については「守秘義務があり、個別の内容については答えられない」としている。
ソース:さきがけonTheWeb (2009/11/03 10:10 更新)
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20091103c