八代市の男性職員が、あわせて5件の出生届けや転籍届けなどを適切に
処理せずに1年あまりにわたって赤ちゃんに戸籍がない状態になっていた問題で、
八代市は、この職員を減給1カ月の懲戒処分にしました。
懲戒処分を受けたのは、八代市教育委員会に勤務する51歳の男性副主幹です。
八代市によりますと、この男性職員は、去年4月からの1年間、千丁支所の
市民福祉課で戸籍に関する業務を担当していた際、出生届けや転籍届けなど
あわせて5件を受理した後、いずれも、本籍地へ送る作業を怠ったため、
2人の赤ちゃんが1年2か月にわたって戸籍が無い状態になりました。
このほか6人が2重戸籍の状態となっていたということです。
戸籍業務を行う際、前の本籍地に届けを送付した事を示すチェックリストがありましたが、
男性職員はこのリストにチェックをせず放置していたということです。
そのため八代市では、職務を怠ったとして、この男性職員を1か月間10分の1の
減給処分にしました。また、当時の上司2人に対して訓告の処分にしました。
その上で、「関係者や市民の皆様に迷惑をおかけして大変申し訳ない、
チェック体制を再度見直して再発防止に務めます」と話しています。
ソース:NHK熊本のニュース 2009年9月30日 0時10分更新
http://www.nhk.or.jp/kumamoto/lnews/05.html