経営難の朝日新聞、大手紙で唯一自民党の広告が入らず涙目

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何を今更「自民」広告が入らぬと泣く「朝日」
 「建前」のウラに「本音」が在るのは、この世の常。天下の「朝日新聞」とて例外でない。
「私たちは信じている、言葉のチカラを」と感傷たっぷりに「ジャーナリスト宣言」する一方で、
身内には、「おカネのチカラ」が気がかりな胸の内をボソッと吐露していたのだ。

<記事ではないが、22日朝刊(大阪紙面)に自民と民主の全面広告がないのが気になった。
読売と産経には両党が、日経には自民が全面広告を出している(ちなみに東京紙面には
民主党のみ全面広告がある)>

 こんなメールが朝日社内に出回ったのは、衆議院解散翌日の7月22日。

「記事審査委員が毎日、紙面についてコメントし、メールするもので、社外秘、転送やコピーもできません。
それ故、かなり踏み込んだことまで述べてある。ただ通常は記事のみで、広告にまで言及するのは異例中の異例。
“広告が入らないから論調には気をつけろ”と、言外に匂わせているようなものです」(朝日関係者)

 無論、背景には朝日の冗談では済まされない経営難がある。特に広告収入は4年連続の前期割れで、
昨年度は前年比83%。“喉から手”で出向がほしい状況だが、この日、上記の4紙で自民党の全面広告が
東京・大阪紙面に掲載されなかったのは朝日のみ。それぞれ2000万はするだろうから、焦燥もうなずけるのだ。

「散々自民党叩きをやっておいて今更広告なんて、虫のイイ話。安倍元首相が大敗した2年前の参院選でも
異様すぎる報道が物議をかもしましたが、今回も同じ」

 とは、朝日OBの時事評論家・本郷美則氏。

 確かに、両党の「マニフェスト」についての社説を見比べると、民主には「『歴史的転換』に説得力を」(7月28日)
とおおむね肯定的、提案系なのに対し、対自民は「気迫が伝わってこない」(8月1日)と、
お得意の“情緒的表現”で一刀両断。出稿を渋られるのも当然なのだ。

 自民党は積年の恨みを晴らすベシと思ったか、その後も、8月20日の東京紙面でライバルの読売に
東京選挙区の広告を出し、朝日は“お預け”。22日には両紙に出稿したものの、読売は全面、朝日は約半面だった。

 “兵糧攻め”にも負けず、今後も朝日は、アンチ自民の「ジャーナリズム」を貫けるか―。見ものである。

週刊新潮2009年9月3日号32ページより