【米国】山火事跡で大麻草３万本、メキシコの麻薬組織の失火か

【ニューヨーク＝吉形祐司】米カリフォルニア州サンタバーバラ郡の国立公園で今月上旬、
大規模な山火事があり、米農務省林野局は１８日、麻薬組織による失火が原因だったと発表した。
ＡＰ通信が伝えた。出火場所近くでは、焼け残った約３万本の大麻草や自動小銃が見つかった。
大麻草の種類などから、同局はメキシコの麻薬組織が絡んでいるとみている。

火災は今月８日に発生し、約３６０平方キロ・メートルを焼いた。
原因を調査していた捜査当局や林野局は、麻薬組織の野営地を発見。
大麻草の栽培農場もあり、残っていた調理器具のようなものが火元と特定した。

ロサンゼルス・タイムズ紙によると、同郡の山中では今年、
末端価格で６億７５００万ドル（約６３８億円）相当の計約２２万５０００本の大麻草が見つかっている。

メキシコでは、カルデロン政権と麻薬組織の間で麻薬戦争が泥沼化。
麻薬組織の武器は米国から流入していることから、
米政府がメキシコ政府への協力を約束するなど、麻薬撲滅は両国共通の懸案になっている。

ソース：読売新聞　（2009年8月19日20時04分）
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090819-OYT1T00759.htm

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