京都市の中学校に勤務していた34歳の元男性教師が、教え子の女子生徒に、
体を触るなどのわいせつな行為を繰り返していたとして、今年3月、懲戒免職処分
を受け、その後準強制わいせつの疑いで警察に逮捕されていたことがわかりました。
警察と京都市教育委員会ではこうした事実を公表していませんでした。
逮捕・起訴されていたのはことし3月まで京都市立中学校の教師だった34歳の男です。
京都市教育委員会によりますと、この元教師は、去年6月から今年1月にかけて
5回にわたり、学校や自分の家で、顧問をしていたクラブの女子生徒に対し、
体を触るなどの行為を繰り返していたということです。
女子生徒の保護者が学校に連絡したことから明らかになり、市教育委員会では
ことし3月、この元教師を懲戒免職処分にしています。
また警察によりますと元教師は先月準強制わいせつの疑いで逮捕されその後、
起訴されました。元教師は「マッサージをしただけだ」と起訴事実を否認している
ということです。
一方、警察と教育委員会では、これまでこうした事実を公表せず、
今も元教師の名前を明らかにしていません。
これについて京都市教育委員会は「本来は公表すべき事案だが、被害にあった生徒が
望んでいない上、警察から公表しないよう要請されている」と説明しています。
また警察は「被害者が望んでおらず捜査上も支障があるため」としています。
ソース:NHK京都のニュース 2009年5月27日 19時16分更新
http://www.nhk.or.jp/kyoto/lnews/07.html