違法賃金と労働の実態訴え
外国人研修・技能実習制度で来日後、山口県周防大島町と岩国市の工場で縫製作業
に従事していた中国人23人が16日、柳井市のアクティブやないで報告集会を開き、「違
法な労働条件を強いられた」と実情を訴えた。中国人実習生たちも加入する山口一般労
働組合などが開催した。
組合などによると、23人は、22―39歳で女性が22人、男性が1人。2007、08年4月に縫
製工場の研修生として来日したが、日本語の研修はなく、直後から働かされた。1年間の
研修を経て実習生になってからは、1日十数時間働く日があっても賃金は月額5、6万円
程度。残業代も、法定の最低賃金を下回る1時間約250―300円で働かされたという。
実習生たちは「パスポートや預金通帳を取り上げられた」「残業代が安いと意見を言うと、
中国に返すぞと脅された」「ノルマを果たせないといすをけられた」などと訴えた。
【写真説明】「夢を持って来た日本に裏切られた」。涙ながらに訴える中国人実習生ら
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn20090517011301.jpg ※ソースはこちら
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200905170113.html 東芝元社員「負担重なりうつ病に」…東京地裁が労災認める
過重な仕事が原因でうつ病になったのに労災と認めないのは違法として、東芝元社員
の重光由美さん(43)(埼玉県深谷市)が、国に不認定処分の取り消しを求めた訴訟の判
決が18日、東京地裁であった。
渡辺弘裁判長は「原告は、仕事のトラブルで精神的に追いつめられ、長時間労働を余
儀なくされるなどの負担が重なってうつ病を発症した」と述べ、不認定を取り消した。
判決によると、東芝の技術者だった重光さんは2000年から液晶生産に関する新規プ
ロジェクトを担当したが、作業工程などでトラブルが続発。開発日程が遅れて上司に厳しく
叱責(しっせき)され、毎月の残業時間は少なくとも60時間に上った。その後、重光さんは
うつ病を発症し、01年9月から休職、04年9月に解雇された。
重光さんは、東芝を相手に解雇無効を求めた訴訟でも昨年4月、1審で勝訴し、控訴審中。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090518-OYT1T00836.htm?from=navr 製造業の残業時間、08年は18%減 月間平均13.4時間
厚生労働省は18日、2008年度の毎月勤労統計調査(確報、従業員5人以上の事業
所)をまとめた。製造業の残業時間は前年度比18.7%減の1 人あたり月間平均13.4時間
となった。7年ぶりの減少。減少率は1992年度以来、16年ぶりの大きさだった。全産業の
残業時間は約10時間で前年度比 7%の減少だった。
すべての給与を合わせた現金給与総額は、全産業で前年度比1.1%減の1人あたり月
間平均32万8990円だった。最も減少幅が大きかったのは飲食店・宿泊業の4.8%減だった。
※ソースはこちら
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/jinji/index.cfm?i=2009051804100b4