Adobe Reader/Acrobatに新たな脆弱性、回避策はJavaScript無効化
Windows版Adobe Readerの場合は、メニューの「編集」→「環境設定」から分類
「JavaScript」を選択して、「Adobe JavaSciprtを使用」をオフにする
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/static/image/2009/04/30/adobe.jpg 米Adobe Systemsは28日、Adobe ReaderおよびAdobe Acrobatに新たな脆弱性が発見さ
れたことを明らかにした。現時点で、この脆弱性に対する修正パッチなどは提供されてお
らず、Adobeでは修正パッチ提供までの間の回避策として、Adobe ReaderおよびAdobe
AcrobatのJavaScriptを無効にする方法を紹介している。
この問題については米SecurityFocusが27日、Adobe ReaderのJavaScriptについて2種
類の脆弱性が存在し、脆弱性により任意のコードが実行される危険があることを報告して
いる。また、 SecurityFocusの報告では、脆弱性の実証コードも示されている。
Adobeではこの報告について、対応を進めていることをセキュリティチームのブログで公
表。この脆弱性は、Adobe ReaderおよびAdobe Acrobatの現行バージョンであるバージョン
9.1および8.1.4と、旧バージョン(7.1.1以前)に影響があり、Windows版、Mac版、 Linux版
のすべてが影響を受けるとしている。
Adobeでは、すべてのバージョンについて脆弱性の修正を進めており、公開スケジュー
ルが決まり次第、早急に公表するとしている。また、現時点でこの脆弱性の悪用が一般
に出回っていることは確認されていないとして、脆弱性の影響を緩和するための措置とし
ては、Adobe ReaderまたはAdobe AcrobatのJavaScriptを無効にする方法を紹介している。
※ソースはこちら
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/04/30/23328.html ※関連サイト
Foxit Reader
http://www.forest.impress.co.jp/lib/offc/print/docviewer/foxitreader.html