群馬県みどり市が発注した工事の一般競争入札で、設計金額を入札業者に
漏らしたなどとして、群馬県警捜査2課などは20日、競売入札妨害の疑いで、
同県桐生市堤町、みどり市水道局浄水課長、福沢幸弘容疑者(56)と、
千葉市美浜区打瀬、建設工事会社「小池物産」(みどり市)元社長、
小池努容疑者(60)を逮捕した。
県警によると、福沢容疑者は容疑を認めているが、
小池容疑者は容疑を否認している。
県警などの調べによると、福沢容疑者は平成19年10月下旬、
みどり市発注の白倉沢浄水場建設工事の入札に際し、
小池容疑者に設計金額などを漏らし、同年11月の入札で、
小池物産に入札予定価格をわずかに下回る3億3500万円で
落札させた疑いが持たれている。
小池物産は昨年10月に倒産し、浄水場は別の業者が完成させた。
県警では、情報提供の見返りに金銭の授受があった可能性もあるとみて調べている。
同市では平成19年11月にも、渡良瀬水道企業団(現同市水道局)発注の
工事にからむ贈収賄事件が発覚し、元課長らが県警に逮捕されていた。
ソース:MSN産経ニュース 2009.4.20 13:22
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090420/crm0904201322011-n1.htm