ことし2月、JR紀伊勝浦駅にあるコインロッカーから売上金を盗んだとして
逮捕・起訴された男が知り合いが拾った鍵を使って、同じロッカーから
7年間余りにわたって、計840万円を盗んだことを認め、
JR側もこれに気付いていなかったことが明らかになりました。
新宮市の竹内得夫(56)被告はタクシー運転手をしていたことし2月、
那智勝浦町にあるJR紀伊勝浦駅のコインロッカーの集金箱から
売上金7900円を盗んだとして逮捕されました。
竹内被告は、その後、窃盗の罪で起訴され、現在、裁判を受けていますが、
この中で検察側は「平成13年に知り合いのタクシー運転手が拾った鍵を譲り受け、
週1回のわりあいで、同じコインロッカーから盗みを繰り返していた」と指摘しました。
これについて竹内被告は「7年間余りで計840万円ほどを盗んだ」と供述し、
犯行を認めているということです。
竹内被告が鍵を入手した平成13年当時、このコインロッカーは、
JR西日本和歌山支社が管理していましたが、鍵が悪用されていることに
気付いていませんでした。これについてJR西日本和歌山支社は
「平成15年にコインロッカーの管理をグループ会社に委託する時には
鍵が2本あったが、その前の鍵の管理については記録もないのでわからない。
管理が不十分だったことを受け止め管理のあり方を見直したい」と話しています。
ソース:NHK和歌山のニュース 2009年4月18日 9時35分更新
http://www.nhk.or.jp/wakayama/lnews/02.html