3階建てビルで大量の大麻を栽培したとして、大阪府警薬物対策課と住之江署は6日、
大麻取締法違反(営利目的栽培)容疑で自称大阪市平野区の自営業、中西猛貢(37)
と兵庫県尼崎市の無職、佐藤雄二郎(27)の両容疑者を逮捕したと発表した。
府警によると、2人は育てる過程に合わせ、3階を「乾燥部屋」、2階を「生育部屋」
「開花部屋」と名付けて使用。1階には栽培用の道具などを用意しており、
ビル全体が「大麻栽培工場」になっていたという。
府警は大麻草355株などを押収。末端価格5億7000万円相当の
乾燥大麻が生産可能だったとみている。
逮捕容疑は昨年10月16日、大阪市住之江区浜口東の
店舗兼住宅用のビル内で大麻草を栽培した疑い。
府警によると、ビルを借りていたのは中西容疑者で、「昨年6月1日に荷物を持ち込んだ」と供述。
佐藤容疑者は「インターネットで種を購入した」と供述しているが、2人とも営利目的を否定しているという。
ビルのワンフロアは約68平方メートルで、内部は空調設備などを完備し、栽培方法は土よりも
早く育つといわれる水耕栽培を採用。ビル内から役割分担などを記した業務日報なども
見つかっており、府警はほかにも共犯者がいるとみている。
昨年10月15日夜、住之江署に男の声で
「大麻みたいなものが栽培されているビルがある」と匿名通報があり、事件が発覚した。
ソース:MSN産経ニュース 2009.4.6 19:30
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090406/crm0904061936028-n1.htm ビル内で栽培されていた大麻(大阪府警提供)
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