インターネット上で人気の「やる夫で学ぶ〜」シリーズが、教育コンテンツとしてアニメ化されることになり、
同日記者発表が行われた。毎週月曜日にMHK教育テレビで放映されたのち、翌月曜まで動画配信サービス
「MHKオンデマンド」で視聴可能。
「やる夫で学ぶ〜」シリーズは、2ちゃんねる発の人気キャラクター「やる夫」を主人公に、毎回さまざまな
知識の習得にチャレンジするという内容。2ちゃんねるのニュース速報板などを中心に不定期に掲載され、
その専門性の高い内容は2ちゃんねらーはもちろん、識者からも高く評価されていた。
番組は「やる夫」らキャラクターがアニメ、背景が実写の合成方式を採用。キャラクターは「やる夫」「やらない夫」ら
レギュラーに加え、アニメオリジナルキャラとして「やらせる夫」「やらせない夫」ら、受身な姿勢が目立つ
キャラクターがライバルとして登場。
また、「やる夫」が里予沢雅子、「やらない夫」が若本夫見夫など、重鎮とも言えるベテラン声優陣が
キャラクターボイスを務めることや、やらない夫の蹴りツッコミがバッキャロー吾郎の回し蹴りツッコミ並みに
パワーアップしていることも要注目だ。
予定されるネタについては、「やる夫で学ぶサブプライム問題」に代表されるメジャーなネタから、観るだけで
ケガをしそうな「やる夫で学ぶ多木寸仁伝説」、30分もの放映枠を使い切れるのか疑問の残る「やる夫で学ぶ
『まな』『かな』の見分け方」まで多岐にわたる。指南役として登場する「びょろーん」が口癖の「にゅるやさん」など、
他アニメとのコラボレーションでも話題を集めそうだ。
プロデューサーは記者会見で「毎回異なるテーマに挑戦するやる夫のチャレンジ精神が最大の見どころ。
当面のライバルはガチャビンだが、最終的には『びっくり日本珍記録』のチャレンジボーイ・轟三郎氏を超えたい」という、
おおむね30代以上の世代にしかわからない決意を表明している。
なお、記者会見の席上では、アニメと実写の合成方式について「ダイパスター方式」といったん発表されたのち、
会場の記者から「それを言うならポーンフリー方式だろ」「いや宇宙人ビビ方式のほうがいいんじゃね?」と指摘があり、
いったん配布したリリース資料を主催者が回収、訂正するという一幕もあった。
ソース:BBうおっち
http://bb.watch.impress.co.jp/static/uocchi/2009/04/01/yaruo.htm 主人公「やる夫」。アスキーアート版に比べて童顔であるほか、目の中が描き込まれているため違った印象を受ける
http://bb.watch.impress.co.jp/static/uocchi/2009/04/01/yaruo_01.jpg 第505話「やる夫で学ぶアニメ聖地巡礼」の一場面。
http://bb.watch.impress.co.jp/static/uocchi/2009/04/01/yaruo_02.jpg