兵庫県警に窃盗容疑で逮捕された男が、「競艇が好きで、指名手配から
逮捕されるまでの約4年間、盗みで軍資金を稼いでは各地の競艇場に
通いながら逃げていた」などと供述していることが26日、分かった。
捜査関係者が明らかにした。競艇場のある静岡、愛知県などで競艇に興じる
逃亡生活を続けていたが、福岡県の競艇場へ向かう途中で発見、逮捕された。
県警捜査3課や芦屋署の調べでは、男は住所不定の無職、坂井和彦被告(47)
=窃盗などの罪で公判中。被害は昨年8月までの5年間に、大阪、兵庫、愛知、
静岡の4府県で計約80件、総額約4900万円相当に上るとみられる。
同課などはうち約40件について、27日にも窃盗容疑で追送検する方針。
捜査関係者によると、坂井被告は平成16年10月に兵庫県芦屋市内の民家で
現金3000円などを盗んだとして、同年11月に窃盗容疑で指名手配され、
「好きな競艇場のあるところへ逃げよう」と当時暮らしていた大阪を離れ、
東海地方へ逃亡。サウナなどに寝泊まりしながら、盗んだ現金や盗品の
貴金属を換金した金で、常滑競艇場(愛知県)などに通う生活を続けていたという。
しかし昨年8月、福岡県内の競艇場へ行く途中の広島県で貴金属を大量に
換金しようとしたところ、業者に通報され逮捕された。
ソース:産経関西 (2009年2月27日 09:06)
http://www.sankei-kansai.com/2009/02/27/20090227-006866.php