ネット上で、またもや大規模な情報流出騒動が発生してしまったようだ。
今回は、同人誌関連のイベント参加者の個人情報の漏洩である。
騒動の発端は、2ちゃんねるの「仁義なきキンタマ ウイルス情報 Part82」というスレッドへの
2009年1月16日の書き込みだった。「yamaのドキュメント」と題されたもので、
「サンシャインクリエイション。SC17〜SC33までの申込者名簿(名住電その他)やスタッフ名簿延べ2万人は超えてそう。
今年1月の流出。コスプレ写真が少し。Tabはアニメ」との説明があった。
サンシャインクリエイションとは、同人誌の有名なイベントの一つで、定期的に開催されている。
イベントに参加するに際しては、同人誌サークルごとに事務局を通じての事前の申し込みが必要である。
そのようにして参加していたサークル関係者らの個人情報を中心に、このたび大量に流出してしまった模様だ。
サンシャインクリエイションの公式HPには、今回の件についての説明が17日に掲載された。
個人情報流出に関して、事務局に情報が寄せられたという。
「現在、事実確認およびそれに関する調査をおこなっておりますが、事実関係を確認し次第、
速やかに公表およびご連絡をさせていただきます」とのことだ。
情報を流出させたとされる「yama」という人物は誰なのか、この人物が本当に流出させたのかといった議論が、
ネット上では展開されてきた。そうした中で、ある人物のmixiが挙げられ、注目が集まった。
都内在住の30歳の男性で、職業は「販売系」。
プロフィールでは、趣味として漫画、ゲーム、インターネット等を挙げ、自己紹介にも自身の愛読する作品が大量に記されていた。
「好きな休日の過ごし方」には「イベント関係」とあったことから、信憑性が高いのではないかとされた。
一方、当該のmixi利用者と同姓同名の人物の名前が、今回の流出したデータの中からも見つかった。
流出したサークルリストやアンケートに関するファイルの作成者名が、この人物の名前であることが確認されている。
イベントには大手のサークルの参加もあり、そこには業界の有名人らも名を連ねている。
そのような人々に対して、ファンらによるストーカー行為等が以前から繰り返され、深刻な問題となってきた。
そのため、今回の個人情報流出をきっかけとして、新たな問題が発生するのではないかと危惧する声も続出している。
http://www.tanteifile.com/newswatch/2009/01/17_01/index.html