【芸能】サンドウィッチマン「お尻の穴がきれいになりました」

1 ：ムネオヘアーρ ★：2008/12/09(火) 17:46:31 0

　今年も「Ｍ―１グランプリ」の季節がやってきた。漫才日本一を決める頂上決戦。
昨年の覇者は敗者復活戦から勝ち上がった苦節１０年のサンドウィッチマンだった。
初めての著作となる「敗者復活」（幻冬舎、１３６５円）には、２人が出会った高校時代から
売れなかった下積み期間、そして突然のブレークまで、彼らの半生がつづられている。
家賃６万８０００円の部屋に同居していた２人だが、今やすっかり生活が一変。
「体がきれいになりました」とＭ―１王者のバリューをかみしめている。

　２００７年のＭ―１決勝当日。会場に向かうタクシーのメーターが示した「３５００円」の数字に、
びくびくしながら冷や汗をかいていた彼ら。

　あれから１年。「シャワーからお湯が出る」（伊達）、「風呂場で洗濯物が乾く」（富沢）。
２人は小さな幸せに狂喜乱舞していた。

　「敗者復活」には貧乏生活を送っていた下積み期間、出会った高校時代、リーゼントヘアに
金属バットを持った富沢の写真、さらには幼少期までが振り返られている、いわば半生記だ。

　ブレーク前の２人は１０年にわたって家賃６万８０００円の部屋に同居していた。
「常に相手の視線を感じるし、屁（へ）もこき放題、かぎ放題」（富沢）。体がかゆいのは当たり前。
部屋には足の踏み場はなく、万年床のあまり下の畳やさらにその下の木材までが腐り、
床が陥没した。引っ越しの際は敷金が返ってこないどころか、大家から修理代として
別途１０万円を請求されたという。

　ブレークをきっかけに収入も「今までの年収が月収になった」と１２倍増に。
今年６月に伊達が家賃１８万円のワンルームへ、富沢が同額の３ＤＫにそれぞれ引っ越した。
初めて使う浴室乾燥機や温水洗浄便座など最新式の家具、家電に２人は感激。
「何より尻の穴がきれいになった。今までは飼育小屋のウサギみたいでしたから。見せましょうか？」
とうれしそうに声を合わせる。ちなみに（著作の中でも強調しているが）２人はホモではないという。

　だが生活が便利になる一方で懸念も。間の取り方など漫才のレベルはかなり前から
評価されていた２人だが、その源にあったのは同居しているからこそ可能な、
膨大なコミュニケーション量だった。“別居”によって会話が減る危険性もあったが
「仕事が増えた分、現場で毎日会うようになったから大丈夫」（富沢）という。

　取材中でも、記者が質問を急ぐあまり、少しでも気のない相づちを打とうものなら
「思ってもないのに『そうですね』と言ってません？」などと、２人にたちまち突っ込まれる。
インタビューでもガチンコ会話。サンドウィッチマンの面白さの秘密を実感した。

スポーツ報知
:http://hochi.yomiuri.co.jp/book/news/20081208-OHT1T00060.htm