寝たきりの妻との心中を図り、自宅に火をつけようとしたとして、県警捜査1課とつるぎ署は25日、つるぎ町半田、無職、
松浦博容疑者(60)を殺人未遂と現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕した。
調べによると、松浦容疑者は病気で寝たきりの妻(65)の介護に疲れ、一緒に死のうと計画。23日午前2時半ごろ、
自宅(木造2階建て)1階寝室で寝ていた妻のベッドのそばに灯油をまき、ライターで点火した疑い。
畳2枚に火がついたが、直後に松浦容疑者が部屋の外に運び出し、大事に至らなかった。2人にけがはなかった。
翌24日に介護のために訪れた看護師が、畳が取り除かれているのを発見
松浦容疑者から「火事になった」などと説明されたが不審に思い、同日夕、同署に通報した。
調べに対し、松浦容疑者は「火を見て恐ろしくなって消した」などと容疑を認めており、燃えた畳2枚も隣接する駐車場で見つかっている。
松浦容疑者と妻は2人暮らし。
近くの主婦は、松浦容疑者について「約2年前に引っ越してきたが、あまり近所付き合いをする人ではなかった」と話している。
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20081026ddlk36040349000c.html