三菱東京UFJ銀、問題企業に融資 バカラの賭博場を経営企業
三菱東京UFJ銀行が、バカラの賭博場を経営していたとして社長が逮捕された企業など問題がある企業に、
十分な審査をしないままおよそ300億円を融資し、70億円を焦げ付かせていたことが分かりました。
関係者によりますと、三菱東京UFJ銀行は2002年からの3年間、80社あまりに対して、十分に審査
をしないままおよそ300億円を融資し、このうち70億円を焦げ付かせたということです。
融資を手がけたのは、東京都渋谷区などの取引先を開拓する「渋谷法人新規室」で、融資先には、バカラの
賭博場を経営していたとして社長が逮捕された映画制作会社など、反社会的勢力と関係があるとみられる企業
も含まれていました。
三菱東京UFJ銀行は「個別の取引についてはコメントできない」としていますが、先週、金融庁に、この
問題をめぐる社内調査の結果を報告していて、金融庁は、融資の審査体制に問題がなかったか詳しく調べてい
ます。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3984764.html