一方、板柳町の県立板柳高校では、去年3月までこの高校に勤めていた
53歳の男性事務職員が停職6か月の懲戒処分を受けました。
県教育委員会によりますと、この職員は、おととし6月に生徒から受け取った
授業料と生徒会費などあわせて2万1000円を着服したことがわかりました。
これはことし3月末に「この職員が着服をしていて学校側が隠している」と関係者から
通報があったことから県教育委員会が調査を行ったところ明らかになったということです。
この職員は否定しているということですが着服した疑いのある
金額はおよそ40万円に上るということです。
このため、県教育委員会はこの職員を停職6か月の懲戒処分とし、
職員はきょうづけで辞職したということです。
また、去年4月にこの学校で授業料を支払っていない保護者に督促を行ったところ、
「支払った」という保護者がいたにもかかわらず、当時の校長は「支払ったという親がもっと
出てくれば着服を疑わなければいけなくなる」と考え、調査を中断していたこともわかりました。
今回の2つの着服について、学校ぐるみで事実を隠したり、調べなかったりしていた
ことについて田村充治教育長は「このような行為は、教育に対する県民の不信を
招くものできわめて残念で深くおわび申し上げます」と話しています。
ソース:NHK青森のニュース 2008年9月11日 18時59分更新
http://www.nhk.or.jp/aomori/lnews/03.html