「時間がない」は負け犬の言い訳 50代上司の好奇心に思い知る
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080709/310486/ 言うまでもなく,時間は無限にあるわけではない。しかし1日を「24時間もある」と考える人と,「24時間しかない」と考える人では,同じ24時間でも価値が全く異なる。
価値観の違いは睡眠時間の取り方にも表れる。例えば睡眠に毎日8時間充てる人と,
6時間充てる人がいるとしよう。たった2時間の違いと思うなかれ。
文庫本など2時間もあれば読めてしまうので,読書量は1日当たり1冊の差がつく。
月に換算すると30冊。年に換算すると何と400冊近い違いが出てくるわけだ。
逆に,他人より2時間多く睡眠を取ることで何か得るところがあるかと言えば,
甚だ疑問である。
筆者がパリに出張していたときのことだ。プロジェクトが泥沼状態で
4カ月間ほとんど休みなしに働き,毎日2〜3時間の睡眠しか取れず,
身も心もボロボロだったのだが,プロジェクトをテコ入れするために,本部から部長クラスのお偉方が視察にやってきた。そのお偉方は日本での仕事を終えた夜に成田を発ち,17時間もかけてドゴール空港に到着。その足で筆者たちが働く現場に駆けつけ,
開口一番こう言った。「ルーブル美術館は見たか?」。
筆者はあ然とした。正直な話,何をのんきなことを言っているのだろうか,と思った。「我々はこの4カ月間,休みらしい休みもなく働きづめなんだ。美術館なんか見ているヒマがあったら眠りたいよ」。もちろん,相手はお偉方,こんなこと口には出さなかったが…。
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