タイヤパンク男逮捕 富山、「覚えてないほどやった」
2008年09月29日 14:58
富山市内の民家に駐車してある乗用車のタイヤをパンクさせたとして、県警捜査一課と富山中央、富山北両署は二十九日、器物損壊の疑いで同市開、家業手伝い、杉井陽一容疑者(29)を現行犯逮捕した。
県警には同様の被害が今年に入って約百件、昨年は約二百件届けられている。
同容疑者は調べに対し「(同様の犯行を)昨年から、件数を覚えていないくらいやった」と供述しているという。県警は動機や、一連の犯行との関連を調べる。
逮捕容疑は、二十九日午前零時十分ごろ、同市針原中町の民家に駐車してあった乗用車の後輪タイヤ一本を、千枚通し(約二十センチ)で突き刺してパンクさせた疑い。
県警によると、同容疑者が被害に遭った乗用車の脇でしゃがみ込み、犯行に及んだ様子を捜査員が目撃し、逮捕した。
同容疑者は二十八日深夜、乗用車で自宅を出て現場付近の空き地で降り、歩きながら車を物色していた。
県警は、事前に現場近くを下見していたとみている。
四月からの同市内の被害は北部、東部地区に集中。
松若町で約三十台のほか、豊田町一丁目や粟島町、八町、布目などで相次いだ。
七月下旬には向新庄町四丁目で九台が被害に遭った。
昨年三―六月には開、常盤台、上飯野新町、上庄町、大泉一区南部、本郷新で被害があった。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20080929/15559.html