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自動車盗難届は“虚偽”　逮捕の男性１２時間後釈放　奈良・天理署 2008.9.12 03:29
乗用車を盗んだとして１１日未明、天理署に窃盗容疑で逮捕された天理市に住む自営業の男性（４４）について、車の盗難届の内容が虚偽だったことが分かり、同署は約１２時間半後に男性を釈放した。
被害届を出した大阪市平野区の会社員の男（２７）が「盗まれた」とうそを言っていたといい、同署は近く、男を軽犯罪法違反（虚偽申告）容疑で書類送検する方針。
同署によると、男性は１１日午前２時２０分ごろ、天理市内の名阪国道（国道２５号）天理インター付近を走行中にパトカーに停止を求められ、ナンバー照会の結果、１０日に大阪府警八尾署に盗難届の出ていた車だったことから逮捕された。
天理署は逮捕前にも被害届を出した男に確認したが「盗まれた」と答えたという。
しかしその後、男が天理署に対し「実際には知人に車の処分を依頼したが、車の所在が分からなくなったため、事故でも起こされたら困ると思って盗難届を出した」と話し、虚偽の届け出だったことが判明。
男性は同日午後２時４５分に釈放された。
男性と届け出た男に面識はなく、天理署は男性が車を手に入れた経緯についても調べる。
同署の芝口尚義副署長は「盗難届があり、逮捕前に被害確認も行っており、逮捕の手続きに誤りはなかった」としている。
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/nara/080912/nar0809120328001-n1.htm