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167オレオレ!オレだよ、名無しだよ!!
体感温度に変化なしで賛否 熊谷駅の冷却ミストに約5千万円


 昨年、国内最高気温を記録した熊谷市で、猛暑対策事業の目玉として今夏からJR熊谷駅前に設置された冷却ミスト装置。
立正大学地球環境科学部が8月上旬に装置周辺の温度を測定した結果、
装置の直下と離れた場所での体感温度がほとんど同じであることが27日、分かった。
気温を数度下げる効果はあるものの、湿度が上昇するため、効果が相殺されてしまうためだ。

 設置費が約5千万円と高額なこともあり、市民からは賛否両方の声が上がっている。

気温下げるが湿度上昇

 冷却ミスト装置は極小の水の粒を噴霧し、気化熱で気温を下げる仕組み。
噴霧範囲内で気温を2、3度下げる効果があるとされる。

 熊谷市は今夏、暑さ対策事業「あっぱれ!熊谷流」の一つとして、駅を利用する通勤・通学客などに涼しさを提供しようと、
駅北口と南口、東口の三カ所に同装置を設置した。設置費用は約5千万円。

 気温測定は、立正大地球環境科学部が全国の高校の理科教員などを対象に実施した「地球環境塾」の一環で実施。
ヒートアイランド現象を学ぶ気象班の教員六人が行った。
測定は8月6日午後1時50分から3時まで。
駅北口のミスト装置直下と約25b離れた地点の二カ所で、十分置きに八回測定した。

>>2続く
168オレオレ!オレだよ、名無しだよ!!:2008/08/28(木) 22:31:28 0
>>1続き

 ミストの影響外の地点の平均気温が32・4度だったのに対し、直下では31・0度と1・4度低下していたが、
湿度は逆に64・5%から73%に上昇。このため体感温度を測る指標のWBGTは装置直下が28・8度、
影響外の地点では29度と、ほとんど同じだった。実際の気温は下がっていても、
湿度が上がり蒸し暑い状態となるため、体感温度は変わらない結果となった。

 熊谷地方気象台によると、今年8月の平均気温は26・5度で、
平均最高気温は31・3度。雨が降っていない日の平均湿度は70%前後。
気象班を指導した同大の福岡義隆教授(69)は「観測した日は風も弱く、特異な気象条件ではなかった」という。
ただし、ミストについては「実際に気温は下がっているので、一瞬通り過ぎるだけならば涼しく感じるだろう。
(霧が出て)涼しく感じる見た目の心理効果もある」と一定の評価はしている。

 市環境政策課は、駅周辺でとったアンケートでは9割近くの人が「涼しく感じる」と回答したと主張。
「ミストの下に長時間いる状態ではなく、
通り過ぎる乗降客を想定したもの。
さまざまなメディアにも取り上げられ、市の暑さ対策を全国に発信できた」と成果を強調する。
同装置を製造した都内のメーカーも「直下に長くいることは想定していない」と説明する。

 同市内の自営業男性(53)は「中心市街地は空き店舗が増えるなど空洞化が進んでいる。
5千万円もかけるなら、ほかに使い道があるのでは」と話している。

http://www.saitama-np.co.jp/news08/28/01l.html