ホームヘルパーの派遣などを行っていた熊本市のNPOが設立時の
申請書類を偽造したり、事務所の実態がなかったりしたことがわかり、
熊本県はこのNPO法人の認証を取り消しました。
取り消し処分を受けたのは、熊本市内に事務所を置いていたとされる
NPO法人「さとかづき」と、40代の理事長の男性です。
熊本県によりますと、「さとかづき」は、ホームヘルパーの派遣や、
介護が必要な人の「ケアプラン」の作成を手がける活動などを
行なうために3年前にNPO法人の認証を受けました。
しかしことし2月、「住所を調べて事務所に行こうとしたが、事務所がなかった」
という一般からの連絡を受けて県が調べたところ、認証を受ける際必要な一部
の書類を偽造していたことがわかりました。
また、書類に記された熊本市内の住所に事務所はなく、
活動は理事長の自宅で行っていたこともわかりました。
このため熊本県はこのNPO法人の認証を先月18日付けで取り消しました。
県の調査に対してこのNPO法人の理事長は「資金面のハードルが低い
NPOの認証を受けて介護事業を行なおうと思った」と話しているということです。
熊本県でNPO法人の認証が取り消されたのは今回が初めてです。
ソース:NHK熊本のニュース 2008年7月17日 21時39分更新
http://www.nhk.or.jp/kumamoto/lnews/02.html