美人漫画家の新條まゆさん、小学館を離れた経緯を赤裸々に告白 

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294オレオレ!オレだよ、名無しだよ!!
新條まゆという作家は知らないが、変な作品を描くらしいことはわかった。
だが、偏見抜きで見ないと、この問題は本質を見誤る。

作品だどうだからといって、ここで新條まゆを叩いているやつはわかってない。
いや、「わかろうとしていない」と言ってもいい。

その先に快感(=富、名声、自由)があるから、人は下積み時代を頑張れる。
「自由に好きなものが描ける」境遇が来る事を信じて、奴隷のような扱いでも
必死で頑張り抜くんだ。
それを否定されて、「お前なんて永遠の奴隷だ」と口汚く罵られたんじゃ、
そりゃ嫌にもなるわ。

ちなみにこの構図、今の労働社会全体に対しても言える話だったりする。
終身雇用・年功序列の中で、将来は役職つきになって会社を動かす、
そういう「先の快感」があるからこそ、ヒラや中間管理職を頑張るんだ。

能力さえあれば、その「先の快感」をすぐにでも得られるのが能力主義。
能力主義をお題目に、終身雇用や年功序列が反故にされた。
で、その結果どうなったか。
ワープアや派遣社員……「永遠の下積み生活」、労働奴隷がめでたく誕生。
ニートやサイレントテロ、果ては自殺者が増えるわけだ。

漫画家にしろ労働者にしろ、雇用側が「将来の快感なき永遠の奴隷」を
求め、それを強いる限り、この問題は絶対に解決しない。絶対にな。