借金の取り立てから逃れようと強盗に襲われたといううその
110番をした男が、軽犯罪法違反の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、長崎市の元パチンコ店従業員の46歳の男です。
この男はことし1月、110番に電話をかけて、「自分が働いているパチンコ店の駐車場
で男からナイフを突きつけられ、財布から現金10万円を奪われた」と通報しました。
しかし、男が10万円を奪われたといいながら、前の日が返済期限だった8万円の借金を返して
いないなど不自然な点があったため警察が追及したところ、うその通報をしたことを認めました。
男は、「5つの消費者金融の借金返済に追われていたので、強盗にあった
ことにすれば返済期限を伸ばしてくれると思った」と話しているということです。
警察は、男からの通報を受けた際、長崎市全域に緊急配備を敷いて、
警察官およそ100人を動員して、検問やパトロールを行いました。
このため警察はうその通報で警察の仕事を妨害したとして軽犯罪法違反
の疑いで10日、この男の書類を長崎区検察庁に送りました。
ソース:NHK長崎のニュース 2008年4月10日 20時22分更新
http://www.nhk.or.jp/nagasaki/lnews/04.html