3月22日、バンコク都に隣接するノンタブリ県内のホテルで窃盗容疑でニューハーフのサティット(22)
を逮捕するとともに、現金132万バーツ、金のネックレスなどを押収した。
容疑者の姉のワンナさんはイタリア人男性、マルケートさん(51)と結婚しており、子供が2人いる。
マルケートさんは遺産相続のため、イタリアにしばらく戻り、100万バーツを超える相続金を手にして
タイに戻ってきたという。
マルケートさんはその金を2人の子供に譲るため、21日に銀行でタイ・バーツに両替。
帰宅後、バックに入れて、ベッドの枕元に置き、そのまま、夫婦揃ってイタリア大使館に
所用のため出かけたという。
しかし、夕刻、家に戻ると、そのバックが消えており、また、ワンナさんの弟、サティットもいなくなっていた。
そのため、マルケートさんはサティットが盗んだに違いない、と考え、警察に被害届を出すことにした。
サティットは逮捕後の取調べで、「体は男だけど、心は女です。小さい時から美人になるのが夢でした。
お金ができたら、まず豊胸手術をしたいといつも考えていたところ、姉の夫が大金を持ってきたので、
盗んでしまいました」と供述している。
サティットは金を盗むと、その足で、整形外科で念願の手術を受け、ホテルで身を隠しているところを
逮捕された。
ソース:バンコク週報
http://www.bangkokshuho.com/news.aspx?articleid=4811