コントで笑利？　撤退危機『命拾い』のクリントン氏

米大統領選挙の民主党指名候補レースで、撤退寸前だったヒラリー・クリントン上院議員を「復活」させたのは
米ＮＢＣのお笑い番組「サタデー・ナイト・ライブ」（ＳＮＬ）だったのではないかとの議論が、真面目
（まじめ）に交わされている。番組内でのコントがクリントン氏のイメージを向上させ、オバマ上院議員の勢いを
弱めたのではないかというのだ。
（ワシントン・小栗康之）

ＳＮＬは一九七〇年代から続く長寿番組で、有名コメディアンや俳優を輩出し、根強い人気がある。
問題のコントはオバマ氏が予備選挙・党員集会で九連勝し、絶頂期にあった二月二十三日に放送された。
当時は、三月四日のテキサス、オハイオ両州でオバマ氏が勝利して指名候補を事実上確定させるだろうとの
空気が優勢。メディアもオバマ氏を持ち上げ、クリントン氏をやや軽視する傾向が広がっていた。
コントは、テレビ討論会が舞台。オバマ氏に熱狂する司会者が「素晴らしい人物で、大統領に手が届きそうな
オバマ氏です」と持ち上げ、逆にクリントン氏に対しては「勝てると本気で思っているのか」などと邪険に
応対する内容で、オバマ氏びいきのメディアをちゃかしている。
このコントについて、クリントン氏は二十六日の本物のテレビ討論会で言及。メディアが自分を公平に扱って
いないという認識をにじませ、司会者に対し「最近の討論会では、いつも私から答えさせるような気がする」と
不満を口にした。
この討論会では、クリントン氏が発言をしようとしたとたんに司会者が「テレビの時間というのは止められない
のです」と冷たく言い放ったり、クリントン氏にだけ、ロシアのメドべージェフ次期大統領の名前を答えるよう
求めるなど、コントが風刺したような場面があったのも確か。
この討論会の内容やクリントン氏の発言で、ＳＮＬのコントは一気に話題になり、クリントン氏に対し
同情的な感情が次第に強まった。さらに、オバマ氏をもう一度冷静に見直してみようという転換点にもなった。
ＡＰ通信によれば、これ以降、米メディアにはオバマ氏を批判する記事が増えたという。
ＳＮＬはテキサス、オハイオ決戦の直前の二日にも、オバマ氏がどんな質問にも、キャッチフレーズの
「イエス、ウィ、キャン」「ホープ」などしか答えないにもかかわらず、司会者が興奮するコントを放映した。
番組側は「政治的な意図はない。おかしいことをやっているだけだ」として、クリントン氏を助けているわけで
はないと説明。このコントを書いた作家は実はオバマ氏のファンであることを明かしているが、結果的に
クリントン氏はテキサス、オハイオで連勝した。
敗れたオバマ氏は五日、記者団に対し、「司会者に対する泣き言が効いたのは明らかだ」と述べた上で
「ＳＮＬのプロデューサーに電話して、これで私とクリントン氏はイーブンになったからねと言ったよ」と発言。
後で冗談だと判明したが、ＳＮＬに対し、これ以上、自分に不利なコントはやめてほしいというメッセージを送った形だ。
両州決戦目前のコントについて、スタンフォード大学のサイモン・ジャックマン教授（政治科学）は
「明らかに勝敗を分けた原因の一部になっている。メディアのオバマ氏へのトーンは間違いなく変化し
それによってクリントン氏はオバマ氏への攻撃を強めることができた」と分析。
コントによる同情効果で、クリントン氏がどれほど強くオバマ氏を攻撃してもメディアや世論から批判されにくくなり
クリントン氏が戦いやすくなったとの見方を示している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008030902093872.html

さたでーないとひーばーではない

おかしいと思うのは、なぜか代議員数が多く割り振られた人口の多い州ではクリンの勝率が
凄く高いこと。何か裏がありそう

>>3
土壇場でヒラリー大逆転とかシナリオがあるのかもしれんね。

ＷＡＳＰだっけ？
ホワイト、アングロ・サクソン、プロテスタント
クリントンは“赤”だけど“白”、オバマは“黒”だしな
アメリカ(笑)

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ドンマイ