米投資銀行のリーマン・ブラザーズは最近、香港大学で一風変わったリクルートイベントを開催した。
銀行員を志望するゲイとレズビアン限定の招待イベントを行ったのだ。50名が参加した
同イベントの成功を受け、今年はゲイコミュニティを対象とした採用をさらに進める方針だという。
同性同士のセックスが違法のシンガポールでも、同様のイベントを開催する予定だ。
“ゲイ枠採用”を始めたのはリーマン・ブラザーズだけではない。他の投資銀行も
この新たな採用方法に非常に熱心で、共同でさまざまなイベントを開催している。
投資銀行がアジアでこうした取り組みを始めたのは、ひとつには、より優秀な人材を呼び込む狙いが
あってのことだ。今後、アジアが重要な金融市場の拠点になっていくことが予想され、
人材獲得競争が熾烈を極めるなか、優秀な人材がゲイだからという理由で臆することなく
応募できる環境を提供することが重要になってきている。また、ゲイに対して閉鎖的なアジアにおいて、
先駆的企業というイメージを与えることもできるのだ。
フィナンシャル・タイムズ(UK)より
ソース:COURRiER Japon + hitomedia
http://courrier.hitomedia.jp/contents/2008/02/post_264.html