米国ニューヨークで1日、アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA:The American Society for the Prevention of Cruelty to Animals)は、この1年間に人命救助で活躍したペットの犬と猫を 表彰した。
New York Post紙2日付などによると、「2007年ドッグ大賞(Dog of the Year)」は メリーランド州のDebbie Parkhurstさんのペット犬、Toby(ゴールデンリトリーバー、4歳)。 Parkhurstさんは、ソファに座ってリンゴを丸かじりしていたところ、喉にリンゴを詰まらせて 息ができなくなった。「まったくのパニックでした。胸を叩いたんですが、どうにもなりません でした」とParkhurstさんは振り返る。「するとTobyが体当たりして私を倒したんです。今は 遊んでる場合じゃないのよToby、と思いました」Tobyは倒れたParkhurstさんの胸の上で 2回飛び跳ねると、リンゴのかけらが喉から飛び出してParkhurstさんは命拾いしたのだった。 「Tobyのおかげで私はここにいます。私にとっては毛をまとった天使です」とParkhurstさんは 語った。
「2007年キャット大賞(Cat of the Year)」は、インディアナ州在住のCathy Keeslingさん 一家の飼い猫、Winnie(アメリカンショートヘア、14歳)。今年3月に一家が寝込んだ後、 地下室のポンプの不完全燃焼で一酸化炭素が充満した。Winnieはベッドの上でCathyさんの 髪の毛を引っかいてCathyさんを起こし、警察消防に通報することができた。そのとき14歳の 息子はすでに意識を失っていたが、危うくのところを救助された。