人類はいつから生殖以外の目的で交尾するようになったのか?

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1 ◆V3/DONjiko @変態仮面V3φφ ★
快楽のために交尾する動物は、原則としてヒトだけだとされている。
しかし、ヒトが性を快楽にし始めたのは、いったいどれくらい前のことなのだろう?
やはり農耕が普及した後のことだろうか?
狩猟や採取で毎日がサバイバルだった原始時代は、男女が快楽のためだけに
交わる余裕などなかったはずで、男女の交わりは他の動物と同じく生殖だけを
目的としていた・・・というのが従来の定説である。

だが、その定説を覆そうとしている考古学者がいる。英国ブラッドフォード大学の
ティモシー・テイラー助教授によれば、人類は旧石器時代から既に快楽のためのセックスを実践していた。

しかも、その実践内容たるや現代人に引けを取らない。実に奔放だった。
緊縛プレイ、グループプレイ、同性間プレイなどが盛んに行われていたほか、
男根をかたどった道具なども使われていたというのだ。

特に、3万年前のものとされるヴィレンドルフのヴィーナス(オーストリアで発見された石灰岩彫刻の女体像だが、
日本の縄文期の土偶のような形態をしている)や、ドイツの洞窟から見つかった旧石器時代の男根像などが、
石器人たちの奔放な性生活を如実に物語っているという。

テイラー助教授は、このほかにも多数の証拠を旧石器時代の遺物から見出しており、
生物学などの研究結果も自分の研究に取り入れている。彼は言う。
「太古のセックスは異性間で生殖だけを目的として行われたという定説に一石を投じることができると思います」

テイラー助教授によると、石器時代には一夫一婦制すら確立されていなかった。
狩猟と採取で暮らしていた人類が農耕を始め、同じ家に定住するようになって初めて、
男女の社会的役割を固定するために一夫一婦制が定着したのだという。

他分野の専門家たちにも、テイラー助教授の主張に肯定的な人たちがいる。
生殖のためにだけ男女が交わるのが最も自然に近いという前提は誤りであり、
テイラー助教授の研究がそれを覆してくれるのではないかと期待している。

たとえば、ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジで人間関係カウンセラーと健康指導の講師を
しているペトラ・ボイントン女史は、テイラー助教授の研究に好意的な感想を寄せている。

彼女は言う。「人類、特に女性は一夫一婦制のもとで生きていくように予めプログラミングされている
みたいな考えを推し進めようとする進化論学説がやたらと多いわけですが、旧来の社会通念の上に
科学を覆い被せようとしているとしか見えないことがしばしばです」

http://rate.livedoor.biz/archives/50375721.html