英国航空(BA)が、機内で上映されるジェームズ・ボンド映画「007/カジノ・ロワイヤル」から、
英国内のライバル航空会社であるヴァージンアトランティック航空(VA)の
リチャード・ブランソン会長が出演している場面をカットした。
4月21日、英国航空広報が発表したもので、それはマイアミ空港でブランソン氏が
荷物を金属探知機にくぐらせているわずか数秒の場面のこと。
また、 VAのシンボルマークがある尾翼が映し出される場面も同様にカットする模様。
「007/カジノ・ロワイヤル」はVAよりロケ地移動用のジェット機を用意してもらったことから、
ブランソン氏のカメオ出演が決まった経緯がある。
世界を飛び回り、スーパーカーに乗り、高級なスーツを着て、高級なシャンパンを飲む
ジェームズ・ボンド映画は、こうしたタイアップが映画の生命線なのだ。
英国航空広報はカットした理由を「会社の方針」だと説明しているが、ヴァージン航空広報は、
カットしたことについて「BAがフィーチャーされた『007/ダイ・アナザー・デイ』の時、
われわれは映画に一切の変更を加えていない」と声明。
両者の確執がどこまで続くか分からないが、このニュースによって両社の知名度がアップしたことは間違いない。
Yahoo!ニュース - eiga.com - 英国航空、007映画からR・ブランソン氏出演シーンをカット!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070424-00000008-eiga-movi